BLOG

デジタルとアナログの融合で効率的にコンテンツ制作・配信する方法。

環境負荷の削減やコスト削減、DXなどでペーパレス化が進んでいる現代ですが、「社内報」や「会報」、「ご案内」、「カタログ」、「セールスシート」、「マニュアル」など、企業活動において紙媒体を使用しているケースも多いのではないでしょうか。ただ、それらのツールに制作・印刷コストがかかるなど、課題を感じている場合もあるかと思います。そこで、今回は、デジタルの仕組みを使って効率的にコンテンツを制作し、デジタルと紙の両方で出力できる仕組みをご紹介します。

全体の仕組みについて

全体フロー図

今回ご紹介するハイブリッド施策は、デジタルとアナログの両方を利用して情報を伝える方法です。WordPressなどの更新管理システムを使うことで、WEBサイト用の記事を作成し、それを印刷物としても活用できるようにします。これにより、情報をより多くの人に届けることができます。

具体的には?

ウェブページの見た目などを調整する仕組みでCSSという技術が使われます。CSSは、主に、ブラウザやスマートフォンでウェブページを閲覧する際にそれぞれのデバイスに最適化されたデザインでページを提供するために使われますが、印刷(プリント)したとき専用のデザインを設定することもできます。

ですので、上記のように、WEBページとして閲覧したときには普通のブログ記事として、そして、そのWEBページの記事を「ページを印刷(Ctrl+P)」する際には、A4サイズで組版されたページになるようにデザインして出力することもできます。(※なお、上記画像サンプルは、弊社ブログ記事「ウェブサイトのリニューアルは何年に一度すべき?」を使用しています)

こうすることで、例えば社内報や会報の記事、商品セールス情報、お客様の声、マニュアル、レシピ、など、様々な情報をWEBサイトに掲載しながら、社内プリンター等での出力時やPDFデータでは、組版され、紙に最適化されたデザインデータを用意することができます。

この仕組みの特徴とメリット

  • 更新管理システムを導入するので、お客様サイドで情報の登録や修正などの迅速な対応が可能。
  • WEBページと印刷用データの両方を同時に用意でき、コスト削減につながる。
  • WEBページを一般公開したくない場合は、パスワードロックなど閲覧に認証を掛け、社員専用・会員専用サイトとして運用することもできます。

上記のように、この仕組みを導入することで、お客様サイドでの迅速・自由な情報管理と、データのさらなる活用、コスト削減をすることが可能です。

この仕組みの注意点

  • 複雑な組版や、デザイン性の高い出力物が欲しい場合には不向き。
  • 改ページを綺麗に行うために、文字数などの調整が必要な場合がある。

複雑な組版が必要なものや、高いデザイン性が必要な印刷物には不向きです。また、行間や文字間隔、文字サイズなども更新管理システムの設定とCSSで調整できますが、改ページを綺麗に行うために、段落の文字数を調整する必要が発生する場合もあります。

導入方法について

導入にあたっては、まずこの仕組みを適用したい情報・印刷物などをヒアリングにて確認させていただき、そこから、導入に係る開発費用と期間をお見積させていただきます。WEBページ部分のデザイン性や、組版の複雑さによっても変わってきますが、WordPressという更新管理システムで開発する場合は、2~3カ月程度の短い期間で本運用が可能です。

詳しく話を聞いてみたい場合、オンライン商談も可能ですので、お気軽にご相談ください。

社内150名のクリエイターを擁する弊社にお気軽にご相談ください

弊社ル・プロジェは、社内に150人以上のデザイナーを擁し、企業ホームページ・採用サイトの構築から、会社案内・採用ツールの制作、看板やサイネージの制作、キャンペーン・セミナー・イベントなど、4,000社近くの企業様との様々な実績があります。

企業・採用サイトの構築・リニューアルや採用ツールの制作など、お気軽にご相談ください。社内稟議を取るために概算見積・資料が必要などといった初期段階からサポートいたします。