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ECサイトを始めるには?BtoC・BtoBで活用されるECの今。

御社では、ECサイトを導入していますか? 総務省の「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」では、2022年の物販系分野のBtoCのEC市場規模は約14兆円、EC化率(売り上げの中でECが占める割合)は9%以上に至っており、特にコロナが始まった2020年から、その傾向が加速しています。(下表)

総務省「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」2024年8月

そこで、今回は、ECサイトを始めるにはどうすればよいか、事例、また、BtoBなどの活用法をご案内します!

モール型か自社ECか

まずは、楽天市場やYahoo!、Amazonなどのプラットフォームに店を出す「モール型」でECサイトを構築するか、あるいは、自社独自のECサイトを構築するかを検討する必要があります。それぞれ、以下のようなメリット・デメリットがあります。

モール型ECサイトのメリット・デメリット

メリット

  • 立ち上げ速度が速い
  • モール利用者を見込客に出来る
  • モール運営企業がいるため、店舗での購入・何かあった際も安心

デメリット

  • 月額利用料や売上に係る手数料支払いがある
  • 顧客データが店舗側に十分に開示されず、独自のセールスがしにくい場合がある
  • モールのデザイン・レイアウト・機能に制限されるため、ブランドや独自性は出しにくい

自社独自ECサイトのメリット・デメリット

メリット

  • 自由なデザインで構築できるため、自社ブランドを表現しやすい
  • 顧客データを自社で所有し、分析やターゲティング、マーケティングなどに活用することができる
  • 機能面の拡張やコンテンツの追加などを行いやすい

デメリット

  • 独自のデザイン、決済契約やECシステム構築に時間とコストがかかる
  • 自社ECサイトの認知拡大と集客を行う必要がある
  • 店舗の信頼性確保は独自で行う必要がある

モール型と自社EC型のどちらが良いか?

モール型と自社EC型のどちらが良いかは、御社のビジネスモデルや売っている商材、そして、ECの管理や商品発送などのバックヤード業務ができる人員体制によって大きく変わってきます。
モールはモール利用者という見込み客は多いですが、他社と競合する商品の場合、値段面などでの優位性を出したり、モール内部での広告をする必要がある場合もあります。自社ECの場合、様々な方法で自社ECの存在を知ってもらい、集客する必要があります。

また、自社ECの場合、ECシステムを構築・用意する必要があります。以前は独自開発などが必要で、高額な開発費用がかかりましたが、現在では、月額数千円から使用できるクラウド型ECシステムが多くあります。また、それらのシステムが提供しているテンプレートデザインを使用すれば、低コストで立ち上げることも可能です。

弊社はどちらのタイプのEC構築をお手伝いすることも多く、お客様に合わせたプラットフォームの選定などからお手伝いすることができますので、お気軽にご相談ください。

BtoBにおけるECサイトの活用

BtoC領域だけでなく、BtoBでも、ECサイトを導入・活用する事例は増えており、総務省の「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」では、2022年の日本のBtoBビジネスのEC市場規模は約420兆円、EC化率は37.5%に至っています。BtoBの場合、商品単価や商品ロットが大きくなることが多く、そのため、EC市場規模もBtoCより巨大になっています。(下表)

ただ、市場規模だけでなく、3分の1がECサイトで取引されているほど、BtoBビジネスでのECの市場規模が拡大していることに驚かれる方もいるのではないでしょうか?BtoBビジネスにとって、ECサイト化は多くのメリットがあり、弊社でも導入のご相談を頂くことがあります。

総務省「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」2024年8月

BtoBでのECサイトを導入することで、以下のメリットがあります。

BtoB向けECサイト導入のメリット

  • 販路の拡大:
    人的・コスト的理由で商圏として開拓できなかった地域や、英語サイト化などにより海外からの受注も期待できます。
  • 人的負担の削減:
    それまで担当営業などが電話・メールにて行ってた受注対応、発注連絡をECサイトでの受発注処理に切り替えることで、人的負担を軽減できます。
  • DX化によるオペレーションコスト・紙コストの削減:
    BtoB向けのECシステム・決済システムは、見積書、納品書などもすべて自動化・電子化したり、与信管理も含めた掛け払いなどの決済商慣習に対応しています。そのため、経理部門などのオペレーションコスト削減にもつながります。
    また、カタログを含めたペーパレス化にもつながり、コスト削減に寄与します。

BtoB向けのECシステムは、「クライアントごとに商品の内容・割引率を変えたりする」など、BtoBでの商慣習に沿った様々な機能が必要です。そのため、開発に多額の費用が掛かっていました。しかし、現在はそれらBtoBの商習慣に対応したBtoB向けのクラウド型ECシステムもあり、月額で比較的安価に導入することができますので、お気軽にご相談ください。

ECサイト導入事例

弊社が手掛けたECサイト導入事例から、いくつかご紹介します。

うすい百貨店 オンラインストア
https://store.usui-dept.co.jp/

郡山市にある百貨店「うすい百貨店」様の自社EC型オンラインストアを構築。なお、公式ホームページも弊社にてリニューアルを実施しています。

VONDS オンラインストア
https://vonds.jp/

デザイン性、安全性、利便性、品質にこだわったオリジナルのランドセルを製造・販売している「VONDS」様の自社EC型オンラインストアを構築しました。

社内150名のクリエイターを擁する弊社にお気軽にご相談ください

弊社ル・プロジェは、社内に150人以上のデザイナーを擁し、企業ホームページ・採用サイトの構築から、会社案内・採用ツールの制作、看板やサイネージの制作、キャンペーン・セミナー・イベントなど、4,000社近くの企業様との様々な実績があります。

企業・採用サイトの構築・リニューアルや採用ツールの制作など、お気軽にご相談ください。社内稟議を取るために概算見積・資料が必要などといった初期段階からサポートいたします。