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ファーストビューが全てのカギ?最初の3秒の重要性。

10 / 57 / 3

さて、上記の「10」「57」「3」というのが、なにを意味しているかご存じでしょうか?

人は第一印象が大事、営業は最初のつかみが大事とよく言われますが、ウェブサイトでも、パソコンやスマートフォンなどでウェブサイトを見たときに一番最初に表示される「ファーストビュー」という部分が、そのページが見る価値があるかを決めています。

ユーザの様々な行動を調査しているニールセン・ノーマングループの調査では、利用者は最初の「10〜20秒」でそのサイトを離れるかどうかを決めることが示されています​ ​。さらに同社の調査では、利用者は閲覧時間の「57%」をウェブページのファーストビューに使って、そのサイトの価値を判断しているそうです​。そのことから、最初の「3~5秒」程度で提供できる情報が、とても重要とされています。ファーストビュー部分で強い印象を与えることが大事で、そこで十分な情報・魅力を訴求できない場合、訪問者はすぐにホームページを離れてしまいます​ 。

これらの調査からもわかる通り、ウェブサイトの成功にとって、ファーストビューへの配慮は欠かせません。そして、利用者に印象を与えるファーストビューを設計することは、サイトへの信頼感を高め、エンゲージメントを促進するために欠かせません。今回は、様々なサイトにおいて、どのようなファーストビューが効果的かをご紹介します。

業種・目的別のファーストビュー

ランディングページ(LP)

WEB広告の飛び先ページである「ランディングページ」は、特に、WEB広告との連動性が重要です。具体的に、例えば以下のような場合、ホームページの閲覧をやめてしまう人の割合を示す「離脱率」が平均より悪化するのが知られています。

  • WEB広告とファーストビューの情報が連動していない
    例えば化粧品系のWEB広告で「一日10秒の洗顔でつやぷるな肌に!」と宣伝したとして、飛び先となるLPのファーストビューに、その情報が記載されていない場合、離脱率は大幅に上がります。
  • LPファーストビューで期待を売り込めていない:
    ユーザーは最初の3秒でそのサイトがどういうものなのか認識し、10~20秒で読み進めるか決めてしまうとお話ししましたが、ユーザーの判断速度は、この調査結果よりもさらに早くなっている傾向もあります。商品の販売や問い合わせ獲得に特化したLPでは、ファーストビューでどれだけ商品・商材の魅力を端的に伝えられるかは、とても重要です。
  • 商品・商材にあったデザインの重要性:
    商品や商材の訴求には、デザインも欠かせません。例えば高級ブランドを安っぽいサイトデザインで提供したり、主要ターゲットが20代女性なのに40代男性が好みそうなデザインで提供しても、ミスマッチにより、離脱率が増加してしまいます。

BtoB系ウェブサイト

BtoB系ウェブサイトは、上記のLPと違い、即座の購入などを目的とはしていないことが多いです(※もちろん、急ぎで相談したいお客様はいて、その対処は必要です)。そのため、BtoB系ウェブサイトにおけるファーストビューは、「専門性」を打ち出し、「企業の強み」を覚えてもらい。「必要になったときに、思い出してもらえる」のが重要です。そこで、以下のようなファーストビューが効果的となります。

  • 高品質な画像・動画の使用:
    企業規模や、事業の専門性などが伝わる高品質な画像・動画をファーストビューに使うのは、企業の信頼性、専門性を伝えるのに有効です。特に、映像は様々なイメージを伝えるのに効果的で、一般的に、1分間で読める文字の100倍以上の情報を伝えられるといわれています。
  • 明確なキャッチコピー:
    BtoB企業の場合、ホームページに来訪した人が即座に問い合わせなどを行うケースは少なく、競合他社と比較を行うことが多いです。そこで、企業の事業的な強みを端的明瞭なキャッチコピーで示すのは、他競合との差別化や、御社の思い出し・選定する際に重要なイメージとなります。
  • グローバルメニュー:
    どこに行けばどのような情報が手に入りそうかを、グローバルメニューで示すのは、BtoB系企業サイトでは特に重要です。例えば、会社概要や事業内容がどこから見れるかわからなければ、どこから問い合わせできるかわからなければ、よほど御社に熱意のある人以外は他所の会社のウェブサイトに行ってしまうでしょう。

他にもBtoC系ウェブサイト、採用サイトなどでも、それぞれ、最適なファーストビューは変わってきます。重要なのは、それぞれの業態、サイトの目的、ターゲットに合わせて最適なファーストビューで閲覧者の心をつかみ、サイトを覚えてもらい、そして、サイトの重要な目的(購入や問い合わせなど)につなげるということです。

私どもは、年間数百件以上のウェブサイトを構築・運用しており、今回ご紹介したファーストビューに限らず、ウェブサイト制作に関する豊富なノウハウがあります。詳しく話を聞いてみたい場合、オンライン商談も可能ですので、お気軽にご相談ください。

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弊社ル・プロジェは、社内に約150名のデザイナーを擁し、企業ホームページ・採用サイトの構築から、会社案内・採用ツールの制作、看板やサイネージの制作、キャンペーン・セミナー・イベントなど、4,000社近くの企業様との様々な実績があります。

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